産む前は知らなかったけど、出産後の入院生活が地味に結構キツかったよなーという思い出

産む前は知らなかったけど、出産後の入院生活が地味に結構キツかったよなーという思い出

Webデザイナー(女)、働き方が変わりましたという記事を読んでとても涙なしでいられませんでした。私も妊娠出産について当時ちょっと書いてましたが、産まれてからのこと書いてなかったなと思って。これから出産控えてる人の参考にでもなれば。


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だいぶ昔に書いたものなので読みにくいかもしれませんが、興味がある方はよろしければ。痛い話なので一応微注意でw

前置き

これから書くことは、個人の体験記であり、地域や病院によって全然違うことなのかもしれません。母子の個体差もありますし、記憶違いなこともあるかもしれませんので、どうぞ「参考」程度に読んで頂けると幸いです。

あと、「第1子」だったからこそということも大きいと思います。2人目以降なら感じ方も全然違っていたと思います。

出産後のことをよくわかっていなかった

というのも、陣痛・出産への恐怖が大きすぎて、そこさえ乗り越えられれば、という思いがあったんですよね。ですが、実際に産んでみたらその後が知らないこと・考えてもいなかったことだらけで、かなりグロッキーになりました。

ガラス張りの新生児室なんてなかった

赤ちゃんがずらっと並んでるところをガラス越しに眺めて、「ほら、あれが私達の赤ちゃんよウフフ」みたいなのを想像してましたが、少なくとも、私が出産した病院ではそういった体験はしませんでした。分娩室も、夫も白衣とか着るのかなーとか思ってたけどそのままだったし、産まれた赤子も分娩室から母の病室のベッドの隣へ直行でした。

これに関しては、実は私はラッキー(?)で、出産後(22:00くらい)看護師さんが「朝まで診ましょうか?」というような内容を言ってくれて、ぼーっとした頭でよく理解せず「あ、はい」と言ってしまったんですよね。それで連れて行ってくれて、赤子が私のベッドの隣に来たのは翌日の朝9:00くらいでした。今思うと本当にラッキーでした。だってその間、眠れたんですから!!!

同じ病院で産んだ友達の話では、出産直後からもう赤子が隣に来て、そこから不眠生活スタートだったらしいです…。

授乳、辛かった…

新生児には授乳は3時間毎だったと思うんですが、こんなに、辛い、ものなのかと…。。

最初からグビグビいけるはずない

産まれた翌日から母乳を飲ませる練習です。吸ってもらわねば母乳は作られない仕組みらしく、ぜんっぜん出ませんでした。心配になって看護師さんに聞いたところ、「赤ちゃんは栄養を蓄えて産まれてきてるので、生後しばらくは飲まず食わずでも平気なんですよ。最初からお母さんの母乳は出ませんから。」とのこと…! 知らなかった。

少しずつ出るようになってきても、赤子もビギナー。なかなか量が飲めないので搾乳器を使って母乳を絞り、それを哺乳瓶で飲ませるように指示されました。ミルクもちょっと飲ませたりもしたんだけど、最終的に搾乳の指示だったのは、搾乳すれば乳の出がよくなるということだったのかな? わかりませんが。

全然、眠れない

3時間毎なので、0時、3時、6時…というタイミングで授乳することに。0時からまず搾乳器を使って母乳を絞り(痛い)、クッションや枕を駆使してちょうど良い高さや体制をセッティング(試行錯誤)し、赤子を抱えて乳を吸わせ(痛い)、時間を見計らって哺乳瓶から母乳を与え(うまく飲めないので時間がかかる)、寝かしつけ(寝ない。むしろ泣く)、搾乳器と哺乳瓶を洗って消毒液につけて、気が付いたら、2時。

慣れないことでもう心身ともにくたくたなのに、次の授乳は、3時から…。あの地獄の出産が終わったばかりのボロボロの体なのに、ろくに眠れないのかと、しかもこれが、これからずっと続くのかと、夜中の2時に病室で愕然としました。そこからは昼も夜もない、不眠生活です。ご飯食べたりシャワー浴びたりする時間すら惜しい。寝不足で常にぼーっとしてました。

こういう感じのものを使ってました。

病院で使ったのと同じものが良いかもと、家族に買ってもらったり(;´Д`)

ラップという武器

赤子も精一杯吸ってくれるので、乳首がすりむけて、血が出ました。こうなるともう服が当たるだけで痛いんです。そんな私に看護師さんがくれたのは、食品用ラップでした。これを5cm角くらいに切って両乳首に装着すると…! なんということでしょう、痛くない…!! 衝撃でした。退院してからも装着してました。懐かしいなw

食べ物のお見舞いはごめんなさい…!

本音を言えば、少しの暇でもあるなら、睡眠をとりたかった。本当に寝たかった。

でも、新生児だ。みんな見たいのだ。初孫ともなれば毎日見たいのだ。両親や兄弟や祖父母まで、みんな見に来てくれて、労いの言葉をかけてくれました。嬉しかったです。疲れてるだろうから、って長居する人はいなかったです。それもありがたかった。

ただ、ただ…! 私だけかもしれないけど、食欲が、睡眠欲に勝てなかった…!「たくさん食べて、母乳の足しにしてね」って食べ物を持ってきてくれる人が結構いたんだけど、ぜんぜん、たべれなかった…! こっそり夫や実母に持って帰ってもらったりとかした…!

病院のごはん、3食きっちり出してくれて、それで十分なんです。お気持ちだけ、お気持ちだけで…!

大部屋のプレッシャー

私は、4人部屋でした。入院前、夫に「個室にする?」と言ってもらえたのですが、1週間で○万も違う…ッ! と思ってしまってw 自分で大部屋を選択しました。実際結構お金が違うのでどちらが良いとは言えないですが、個室のほうが精神衛生上楽だということは確かだと思います。

自分も寝不足状態なので、夜中赤子が泣きやまないと周りのお母さんの迷惑に…! って不安に。お互い様だししょうがないんだけど、やはり気になるものは気になりました。うち女の子なのに、隣の男の子より鳴き声が野太いんだけど大丈夫なの!? とか思ったりw そんな些細なことすら気になってしまう精神状態だったんですなー。

縫ったところが痛い

普通に座れない、っていう人も多いみたいですね。歩くのも座るのも辛い。そしてもう何がって私は一番、トイレが辛かったです。こんなこと、出産前は考えてもいませんでした。

退院直前の抜糸も辛かった…。普通に診察台に上がるだけで体痛いのにもうもうもう。でも抜糸してもらったらすごく楽になったので、嬉しかったです。

あと、こんなことを書くのは正直恥ずかしいのですが、私は産後、人生で今までに経験したことのないレベルの便秘に悩まされました。ほんと辛かった。ほんと辛かった!!!!! 毎日たくさんの母乳として水分を放出していたせいなんでしょうか、ほんと辛かった!!!!

これからご出産予定の方、ぜひとも、ぜひとも…、水分補給を、通常状態よりも多めにしてください。・゚・(ノД`)・゚・。

ふたりめの出産のとき、便秘が心配ですって言ったら授乳婦でも飲める便秘薬を処方してもらえました! ひとりめの時にも相談すればよかったとホントに後悔…! 出産前後の便秘と痔は多くの人が通る道で全然恥ずかしいことじゃないので是非お医者さんに相談しましょうね。痔の薬もらうとき、50代くらいの女性薬剤師さんに「私も産んだとき大変だったのよー!」と励ましてもらえましたw

お腹はすぐにひっこまない

出産の翌日、シャワーの許可が出て、産後初めて自分の体を鏡で見ました。なんと、妊娠6ヶ月くらいのお腹…! ものすごく焦りました。わたし…、こんなに太っちゃってたの!? ってw

卵大くらいの大きさだった子宮が、赤ん坊と同じ大きさにまでなっていたのですから、すぐに小さくなるわけじゃないみたいです。1ヶ月くらいかけて、ゆっくり元の大きさに戻るんだそうで。知らなかったので本当に焦りましたw

搾乳器・哺乳瓶が合わない問題

これは退院後のお話なのですが、赤子の体重の増加がイマイチで、自宅でも授乳の際、直乳の後に一定量プラスして搾乳した母乳を与えるように指示を受けました。そして自宅にて初めての搾乳時、家族に用意してもらっていた搾乳器が、合わないことが発覚したんです。いくら絞っても、病院で使っていたのに比べて1/10以下しか絞れない。これじゃあいつまで経っても…! 死活問題に思えました。

産後1週間の、まだあちこち痛い体で、病院で使っていたのと同じ搾乳器を求めて必死でひとり車を運転しました。(生後1週間の娘を連れ出す気にはなれず、夫に託しましたが、夫も怖かったでしょうね…。)メーカーとか型番とか覚えていなかったので、自分の目で見て探すしかなかったのです。早く帰って乳を…! 乳を与えねば…! と、何かに取り憑かれていたかのようでした。

ちなみに記憶を頼りに探し当てたのはこれでした。合う合わないは人それぞれだと思いますが…!

ところで、搾乳器って電動のものも売っていますよね。当初は「どういう人が買うのだろう」と思っていたのですが、使い始めて、よーーく分かりました。毎日何時間もシュッコシュッコやってると、腱鞘炎になるんです…!

腱鞘炎って慢性になってしまうので、利き腕の力に自信のない方は電動もお勧めです。後から買い直すのもまた、お金かかりますから…。・゚・(ノД`)・゚・。

その後母乳の出も良くなり、1ヶ月検診で搾乳分はもうあげなくてもいいよと言われてとってもとっても楽になりました(道具の洗浄と消毒が結構大変なんです)。そこから直乳オンリーで過ごし、6,7ヶ月くらいのときに法事で数時間離れざるを得なくなり、搾乳を用意して義母に預かってもらったところ、哺乳瓶の乳首から飲めなくなってしまったということが発覚しました。

前使っていた時はそれで飲めていたんです。でも約半年使っていなかったら、もう哺乳瓶での飲み方が分からなくなってしまっていたようでした。乳首をいろいろ替えて試してみたんですが泣くばかりで全然。。結局それから卒乳まで1度も哺乳瓶は使えませんでした。

おそらく、我慢できなくなるまでお腹が空けば飲んだんじゃないのかな、という気はするのですが、そこまで切羽詰まった状況にはならずに終わってしまいました。なんとかはなりましたが、やはり1日に1回くらいは搾乳して飲ませておけば楽だったのかなー、と今更ながら思っています。

余談ですがこの時、搾乳器が調子悪くて、当時使えなかったほうの搾乳器を使ってみたんですが普通に使えました。やはり当時より母乳の出が良くなっていたせいだと思います。

ちなみにこちら。

でも、月日が経てば良い思い出

なんだか辛かったことばかりになっちゃって申し訳ないです…。これから出産を控えてる方を脅すつもりはないんです、ただ当時は知らないことだらけで、事前に知っていたら…! と思ったものですから、どなたかの参考になれたらと…。

授乳も、慣れてくれば量も増えるし赤子もどんな格好でも飲んでくれるようになるので時間が経てば経つほど楽になります。退院後も慢性的に寝不足ではありましたが、知らない人に囲まれた入院生活より、自宅にいられるほうがストレスも少なく、お互いの実家も近かったので家族の協力が得られて、本当に助かりました。

当時は辛かったと思うこともあったけど、ただ言えることは、「2度と出産したくない!」とは微塵にも思っていないということです。第2子だって、欲しいですし。義母も言っていたのですが、「育ててみると、あんまり可愛くて、当時痛かったことや辛かったことなんて忘れちゃう」んです。たった3年でもう忘れかけています。

すごく長くなってしまいました。全国のお母さんにエールを。

2回目の体験記も書いてみましたので、よろしければどうぞ!

追記:後から「これを知っていたら」と思ったもの

ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけているようなので、更に思い出したことを。個人差あるので、「こういうこともあるんだー」くらいの参考になれたら幸いです。

おしりふきの「ボックス」

「どうせ使うの中身だけだし、もったいないからいいかな」とか思ってましたが…最初からケチらず買っておけば良かった…! オムツを替えるときは両手が明かないので、「ワンプッシュでフタが開いて、1枚だけ取り出せて、片手で閉められる」ボックスはすんごい便利です! 一度借りて使った時、便利さにびっくりしてすぐに買いましたw 持って移動が面倒だったので、わたしはリビングと寝室用にふたつ使ってました。

防臭おむつ処理袋

これ、超おすすめです! 新生児の便ってさほど臭わないんですが、離乳食はじまるとキツくなってきます。普通の袋じゃ臭いを防ぎきれないし、外出時、しかも長距離の時なんかは臭い漏れに辟易した経験もあるんですが、びっくりするほど臭いません!!

他のも試しましたが、これは時間が経っても臭い漏れがなくて、ウンチオムツ入りのこの袋を普通のフタのないゴミ箱に入れて真夏の数日間置いても、ゴミの日まで全く臭わないほどです。もうコレ無しじゃいられない。

母乳パッド

入院時の授乳が辛かったと書きましたが、退院後上手に飲めるようになってきたら今度は出す量が増えてきて、おっぱいが漏れるように…! これも知らなかったので慌ててこういうのを買いました。新生児がいると買い物に行きにくいのでアマゾンさんに本当にお世話になりました。・゚・(ノД`)・゚・。 乳首が痛くて退院後もラップをしていましたが、これが結構ふんわりしてたのでラップを卒業できました。

オムツ問題

こちらは、長女は全然問題なかったのに二女の背中漏れに悩まされたお話しです。

その他

他にも気が付いたことや、思い出したことがあったら随時追記していきます! (・ω・)ノ

公開日:2013/09/27
更新日:2015/07/01

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