ExcelVBA入門第5回 ステップ実行

ExcelVBA入門第5回 ステップ実行

プログラムは高速処理が魅力ですが、開発段階でつまずいたとき、検証や動作確認のために1行ずつ確認していくと、どこが原因なのか分かりやすくなります。ExcelVBAには1行ずつハイライトして実行していく「ステップ実行」というモードがあります。


ブレイクポイントの設置

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プロシージャの始めの行や宣言を除いた、任意の行の左枠外をクリックしてみると、赤くハイライトされます。これがブレイクポイントです。プログラムを実行すると、この行で一時停止することになります。

[F8]でステップ実行

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プログラムを実行してみると、プレイクポイントで黄色くハイライトされ止まりました。ここから[F8]キーを押すと1行ずつ実行していくことができます。この場合だとInputBoxが表示されますので、試しに3と入力して、OKを押してみましょう。

ステップ実行中は、現在の変数の中身を確認できる

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InputBoxの処理が終わったので黄色いハイライトは次の行へ移っています。黄色より前の行は実行済みの行なので、現在変数「i」にはなにかしらの値が入っているはずです。「i」の部分にマウスをかざしてみると、マウスの下に「i = 3」と表示されました!これは現在の変数の値であり、先ほど入力した「3」がきちんと変数「i」に格納されていることが確認できます。

思いがけないエラーなどが起きたとき、最初から、あるいはエラーの少し前からステップ実行で1行ずつ見ていくと、どこで意図しない動きがあるのか見つけることができます。また、エラーが起こらなくとも、無駄な処理をしていないかなどの検証にもなりますので、ひとつのプログラムのまとまりが書けたら確認していく癖をつけておくと、後々楽ですね。

公開日:2012/01/30

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