“見たことないけど興味はある”あなたへ!劇団四季「キャッツ」の楽しみ方

“見たことないけど興味はある”あなたへ!劇団四季「キャッツ」の楽しみ方

劇団四季のロングランミュージカル、「キャッツ」ってご存知ですか? ド派手なメイクと全身タイツのアレ、見かけたことはあるんじゃないでしょうか。私はキャッツが好きで過去に5回以上観てるのですが、初見の方は「ちょっと敷居が高いな」と感じる方もいらっしゃるかなと。見たことないけどどんななの? という人に魅力が伝わればいいなと思って書いてみます!


ミュージカルは総合芸術

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いかにも通ぶってるみたいな書き出しでアレですが、私も「ミュージカル」というものには、観る前に偏見がありました。セリフをメロディに乗せちゃうのって、どうなの…? 聞き取れるの? 感情は入るの?? などなど。しかし、当時の自分、又は観たことなくて偏見を持っている方に贈りたい言葉。とりあえず観てみよう! です。

私は、こんなにいいものならもっと早く観ればよかった! と思ったタイプの人間です。人の好みって本当にそれぞれで、たとえば舞台に限らずとも、「普段映画みないほうだけどこの映画だけはすごく好き」とか、あるじゃないですか。ミュージカルも、演目それぞれ違った魅力があるので、好みかどうかって、本当に観てみないとわからないんです。観たことないままに「どうなのそれ…」と思ってるだけだともったいないです!

特に、映画や舞台とは一味違う、ミュージカルならではの、演技、音楽、歌、ダンス、照明、大道具、小道具、舞台装置、全てのものが一体になって表現されるモノを“生”で観る臨場感。これは文字では到底伝えられません。是非、一度でいいので味わってみてください!

また、キャッツは数年ごとに、いろんな場所へ“キャッツシアター”という劇場ごとお引越ししているというのも特徴です。劇場内の壁や天井に、大道具や小道具が張り巡らされていて、それが全て、とても大きなサイズで作られています。どういうことかというと、劇場に入った途端、自分が猫のサイズになったかのように設計されているんですね。入っただけでワクワクしますよー!

事前知識があったほうが楽しめる

お話によってはネタバレ厳禁なものもあると思いますが、キャッツにおいては、先に知識を入れておいたほうが良いと思うのです。というのも、ちょっとクセがあるというか、舞台を観るのに慣れていない方が“お芝居”を観に行く感覚で行ってしまうと、「なんかよくわかんなかった」ということになりかねないような気がするので。。

ストーリー性は、あまりない

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キャッツは、「起承転結」のようなハラハラドキドキするようなタイプのお話ではなく、どちらかというとストーリー性は薄いです。

ただし、簡単なあらすじはあります。夜、空き地に猫たちが集まって、“ジェリクルキャッツ”と呼ばれる「特別な猫」を選出する年に1度のお祭りをします。そんななか、様々な猫が「ジェリクルキャッツはこの俺だぜ!」という具合に自己アピールをします。それをみんなで見守って、長老がジェリクルキャッツを選出し、天上(選ばれた者しか行けない世界)へ連れてゆきます。さあ、選ばれるのは一体誰だ!? と、いう感じでしょうか。

始まっていきなり、ジェリクルジェリクル連呼なので、そこだけは理解していったほうがいいかもしれません。私は事前知識ゼロで初めて観たときにちょっと戸惑ったのでw 歌詞の中で本当に何度も出てきます、ジェリクル。

また、キャッツはロンドン生まれなので、キャラの名前がちょっと長く複雑で、覚えにくいです。別に覚えなくても支障はありませんが、そういうものだという知識はあっても良いかもしれません。

じゃあ、何を楽しむの?

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先ほど書いた、「様々な猫たちが自己アピール」という部分がこそが楽しむポイントです。横着なおばさん、一匹狼、お金持ち、娼婦、年老いた元スター、どろぼう、etc…、様々な立場・性格の猫が「自分はこういう奴だ!」と、魂を訴えます。そのスタイルが、ロックンロールあり、クラシックバレエあり、タップダンス、アクロバット、マジック、多岐にわたるジャンルで繰り広げられるんです。

ひとつの大きなストーリーではなく、さまざまな形の短い「ショー」をそれぞれ楽しめる、つまりキャッツは、いろんなジャンルの舞台が一度に楽しめる超お得なミュージカル! と、私は感じています。

最初から最後まで一貫した主役というものがいないので、ひと場面ずつ主役が変わります。場面が変わるごとに雰囲気がガラっと変わって、たくさんの種類を楽しめるので、ここでもまた「自分の好みのステージ」「自分の好みの猫」が見つかると思うんですよね。ちなみに私は「おばさん猫」の「タップダンス」の枠が好きで好きでたまらないのです……。ほんとに…。もちろんどの猫も好きなんですけど…。

何度も何年も観てて思うんですけど、これが、観る側の年齢が変わると「グッとくる」猫がまた、変わってきたりするんですよね。何度観ても新鮮。長老の枠もあるんですよー。

猫のお話だけど、猫関係ない

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登場人物は猫ですが、“あなたや、身の回りの人に似ていませんか?”(実際にこういう歌詞が出てきます)という訴えがあります。彼らの生き様を通して自分の人生を考えさせられる、そんな舞台です。

本当に、ひとりひとり生き方が違うんです。違うんですが、全ての猫が自分に確固たる自信を持っていて、「どうだ、俺、最高だろ?」と言わんばかりなんです。普段試行錯誤しながら生きている私は、その潔さにいつも胸を打たれるんです。

後半で、車掌さんと一緒に列車に乗ってる猫の枠があるんですが、そこで「列車に乗るのが 僕の生きがい 大好きなのさ!」というシーンが…! あるんですけど……! もうね、もう人間も30年を超えてくると、あんなに素敵な曲調であんなにキラキラした笑顔で「コレが大好き!!!」って言い切られると涙腺爆発するんですよ! 伝わるかなー!! 伝わらないかなーこれ!?!?

キャッツを観たあとは、いつも、元気になれます。私ももうちょっとだけでも、「自分、最高!」って思いたいな、思っちゃおうかな、そんな気分になれるんです。

オススメの席

せっかく観るなら、S席で!

ちょっと高くなりますが、どうせ観に行くんです、交通費とか他にもいろいろかかるんです、そこは思い切ってS席で観ましょう!すごく良いシーンで、端がよく見えなくて集中できないとか、もったいないですからね。

“通路側”を狙う!

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キャッツは客席まで、まるごとひとつの舞台です。通路を猫(役者さん)たちが駆け回り、間近で見ることができる上、カーテンコール(舞台終了時)で通路側のお客さんには握手して回ってくれます! もちろん2F席でも!

ネットでチケットを買う際にも席指定できますので、空いているようなら是非とも“通路側”をとってみてください!

“芸術性”なら2F席、“臨場感”なら1F席

これは完全に私の主観なので、参考程度かもしれませんが……。キャッツはひとつひとつのシーンの完成度が非常に高い舞台です。全てのセットや役者さんの立ち位置ががっつり計算されているので、2F席から観たほうが舞台全体を見渡せて、“美しさ”をより感じられる気がします。

逆に、1F席は役者さんの表情や動きが近くで見れますので、力強さだとか、エネルギーをより感じられるのではないでしょうか。

一度観て、気に入ったなら

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もし、「すっごく良かった!また観たい!!」って気持ちになったら、次回観る前にCDを聴くことをオススメします。劇場でも売ってますし、たぶんTSUTAYAとかでレンタルも出来るんじゃないかなー。歌詞カードを眺めながら聴いてみると、面白いことに気づけます。

猫たちは、自分以外の人がメインのときに、脇役として登場するのですが、その時もきちんとキャラを持っています。「この曲のここのパートはこの子だったのか!」とか、「きみ一匹狼豪語してるくせにあいつのこと大好きなんじゃんー!!もう!!すき!!!」とか、彼らの個性や関係性が更に見えてきて、本当に楽しいですw キャラ萌えってこういうことか!!!

そして、役の個性があれば、役者さんの個性もありますので、前回観たときはこのキャラこんな感じだったけど、今回はまた感じがちがうなー!(*゚∀゚)=3ムッハー と、楽しみが尽きないのです…、、沼……。

キャッツ好きが増えたら嬉しいな

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今までに舞台見たことないけど見てみたいという友人を、何人もキャッツ布教ツアーに連れていったことがありますが、みんな想像以上に喜んでくれました。ミュージカルとか舞台って、行ったことない人は、なかなか敷居が高いというか、行きにくいものですよね。そういう想いの人の背中をちょっとでも押すことが出来ればと思います。

と、ここまでキャッツ推しで書いてしまいましたが、私の夫はライオンキングのほうが気に入ったようでした。個人的な観測範囲では、男性はライオンキング、女性はキャッツのほうが好き、という方が多い気がしますね。キャッツは結構キャラ要素が強いので、好む方は女性が多いのかもしれません。

演目それぞれ違った魅力がありますので、どれかひとつだけ観て判断してしまうのももったいないですから、是非、興味をもったらいろんなものを観てみてくださいね!

公開日:2012/08/10
更新日:2018/06/29

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