ExcelVBA入門第2回 とりあえず覚えておくべきこと
プログラムが動いてみたら、もっといろんなことしてみたくなるものです。その前に、VBAの最低限のルールを押さえておきましょう!
Visual Basic Editorの見方
前回は、とりあえず難しいことは抜きで動かしてみようということでスルーしましたが、このように記述します。Sub ○○ の名前はなんでも良いですが(図では”test”としています)、プロシージャが複数になったときに分かりやすいように、内容が分かるようなタイトルにしておくと良いと思います。
「Sub」は「Subroutine(サブルーチン)」の略で、上記の場合は正確には「サブルーチン プロシージャ」と呼びます。プロシージャは「処理のまとまり」であり、他にも種類があります。
半角英数字を使う癖をつける
VBAに限らず、プログラミングをする時には非常に大事なことです。英語表記、数値は半角です!ひらがな、漢字は全角でないと表記できないのでいいとして、問題はカタカナです。最近はあまり言われなくなってきましたし、半角でも結構問題なく動くことも多いのですが、半角カナは文字化けしやすいという話が昔からありますので、個人的にはカタカナは全角のほうがいいんじゃないかなと思っています。
余談ですが、会社なんかで苦手な方は、全角半角入り交じった書類を作成すること、ありますよね。「2012年」(2だけ全角)みたいな。ああ、何かのコピーの一部だけ変えたんだな、というような。プログラムに慣れてくると、こういうのがすごーく気になるようになりますw
イコールは、右から左にモノを入れる感覚
これはべつにルールでもなんでもないのですが、こう捉えるとわかりやすいよなーと私が思っていたことです。=「イコール」だから右と左が等しい、と考えるよりは、右のモノが左に入ると考えると、今後入っていきやすいのではと思います。
数値と文字列は明確に分ける
ロットNoやIDで管理したいとき、先頭に「0」がつくこともあるかと思います。それをそのまま書いてしまうと数値と判断され「0」が消えてしまいます。その他にも、英語表記などは「プログラム上での命令分」と「文字列として扱いたい英語表記」と分けなけれなりませんので、「”(ダブルクォーテーション)」で括る(挟む)ことを忘れないようにしましょう。
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