決められた文字数で説明をするのって難しいな~!という執筆中脳内の書き散らし

決められた文字数で説明をするのって難しいな~!という執筆中脳内の書き散らし

次の本を唸りながら書いている、ということについてなんも考えずに吐き出した文章です。文体がとっちらかっています。


いま、この本を書いているところで。150単語を端的に説明して、1つ1つにイラストを付けるというコンセプト。

130~170文字程度で1つの単語を説明する、という制約がほんとうにほんと~~~に難しい。アウトプットの短い文章量に対してかける時間が最長記録をどんどん塗り替えている。何度もなんどもなんどもなんどもry読み直しては書き直して、なんだこれは…、これは…何を書いているんだ…? と脳内でゲシュタルト崩壊が起こる。このブログみたいに文字数に制限がなくて好きに書き散らすことができる自由が、どんなに楽なことかを痛感する。と言っても、この制約を味わわなければこの自由さも実感することはなかったのだろうから、「知った」ということは、とてもすごいことで、ありがたいことだなと思う。

文章を書くのはたぶん好きな部類、というか、「苦ではない」と思っているので、書こうとすれば意外と内容は湧いてくる。ただそれを何も考えずに並べると制限文字数なんてあっという間に超えてしまうので、文字をつなげたり、入れ替えたり、削ぎ落としていく。書いていると、「ということ」だの「のような」だの、ひらがなの多いまわりくどい言い回しが自分には多いんだな、という特徴も自覚できたりする。のだけど削ぎ落としすぎると漢字や専門用語みたいなのが多くなっちゃって、自分の目指したい「平易な」「わかりやすい」「すっと入ってくる」感じじゃなくなっちゃうんだよな~~~!!!

でもなんか、「勉強になってる」感はすごい。今までの本はあまり文字制限を気にして書いていなかったので(冗長な言い回しは編集さんがリライトで削ってくれているのだと思う)、制限内で意味が通じるように、読みやすく、要らない部分は削って…、というのを繰り返していると、あっ、こんなに短くなっちゃうんだとか、このくらい削れればもう1要素入れられるな…? みたいな感覚が養われている気がする。今までにない扉がいくつも開いている気がする。

と、思えばうっかりすると100文字に届かないで自分の知識が終わっちゃってそれ以上全然出てこないような単語もある。

しかも!!!

いま説明している1単語の文章の中に次のページの1単語を入れる(もしくは匂わせる)というルールにしている章があって! これがめちゃくちゃにキツかった。その次のページではさらに次の単語と続いていくから、章を通してストーリーが繋がらなくてはならない。これは大変だ。

めちゃくちゃにキツいからもう無理辞めたいとかそういうのでは全然なくて、すごい成長痛というか、苦しいんだけどこれ頑張れたら文章力上がる気がする~!!という。最初から面倒を見てもらっている編集の方はいつも私に素敵な試練を与えてくれて本当にすごい。いつもありがとうございます。

文章力っていうのがなんなのかはよくわからないけど。なにができれば文章力が高いと言えるのか。

ただ、学生時代から国語の成績は良かった。特別好きだとか意識したことはないけれど特に何もしなくても点数が採れた。高校に入って古文は得意とは言えなかったけど現国のおかげで点数を稼げた。

ここでまた悩ましいのが、好きと得意は違うということである。別に嫌いじゃなかったけど勉強するわりに成績が良くならないというものはいっぱいあった。現在プログラマだからって理系が得意だったかと言われるとそうでもない。

完全な余談だが、私は社会科全般が本当に苦手で、たぶん興味が薄いせいかちっとも記憶できなかった。高校の同級生だった佐藤(仮名)が「え?地理なんかなんもしなくても点採れるじゃん」などと宣い、「こちとらがんばっても採れないんだよ!!!!」と恨めしく思ったのを何故かいまだに忘れられない。でものちに、彼は現国が大の苦手だったことを知り、彼にとっての地理が私にとっての現国であり、人間の向き不向きはあるのだなぁと思ったものだ。元気にしているだろうか、佐藤。

盛大に横道に逸れてしまったが、とにかく社会科の教科をできるだけやりたくないという理由で理系に進んだのに、まわりまわって今、文章を書く仕事としているというのはおもしろいものだなぁと思う。

長女は小学5年生になったが、(私の主観的な評価では)飛び抜けて国語が得意である。漢字の成り立ちも大好物で、難しい漢字の読み方を覚えるのに喜びを覚えるらしい。特に勧めた記憶はないのだが、本を読むのが好きで図書館に通っては厚い本を借りてくる。彼女にとっての「厚さ」は「読み応え」なのであるという。別に文章に携わる仕事に就かなくても良いとも思うけれど(私だってそうなろうと思ったことは1度もなかった)、思考を適切に言語化できる能力や語彙力は、持っていて損はないと思うので、がんばっていってほしいなぁと思っている。

結局文章力がなにかは全然わからないけど、1つだけ「これは確実にやっているぞ」と言えることがある。私は自分の書いた文章を脳内で、おそらく結構な回数読み上げている。ずっと同じところをやってると麻痺してくるので、日を変えて何度も。そこで、テンポやリズムに(自分の主観として)違和感がないかを何度も何度もチェックしている。理想は、演劇のセリフみたいな感覚。

小説って、作家さんによって特徴があるじゃないですか。(急に敬語になってしまったけど書き散らしなので続行してしまおう) 重たくて厚いパンチのある雰囲気の人とか、透き通ったきれいな水みたいなイメージの人とか。文字だけなのにああいうのを感じられるのが、文章っていいなぁって思うんですよね~! 私は小説を書いてるわけじゃないから特色を出す必要はないんだけど、なんかこう、「さらっと」読めたらいいなと、いつも思っています。

あとちょっと、がんばろう。たくさんの人に手にとってもらえたらいいな。

公開日:2021/12/20

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