[後編] iPhoneショートカット&ChatGPTで天気予報読み上げアプリを作る
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ChatGPTに天気予報の情報を渡して「あいさつ文」を作ってもらって、返ってきた文章をSiriに読み上げてもらうっていう自作アプリの解説、後編です。
概要
前編の続きです。
以下のような文章を作って、ChatGPTに渡します。色が付いているのが実行する日時で変化する部分です。
下記に指示する内容で、挨拶文を300文字程度で作成してください。
●以下に提示する、現在から1時間ごとの気象予測を要約したもの。なお、要約内で降水量と風速の詳細な数値は不要です。
—
ここで前編で作った関数を呼び出す
—●以下のうち、いずれかの話題。
・生活に役立つ豆知識
・意外な雑学
・○月○日に関係する話挨拶文は、「おはようございます。/こんにちは。/こんばんは。」のいずれかに続き「○月○日、○曜日、○時○分です。」からはじまるものとして、読み上げるのに自然な形で出力してください。
後編は、この全体を作っていきます。
ご注意
ここから先は、対象の端末にChatGPTアプリをインストールして、任意のアカウントでログインしたうえで進んでください。
全容
全体像の画像はこちら。クリックで大きくなります。4つのブロックからできています。
名前は、私はこんな感じで使っていますが、お好みです。
1. 天気情報を変数へ
左図のように作ります。使っているアクションが右図。これを検索&配置して、中身を設定します。
前編で作ったショートカットを呼び出して、結果を変数へ取得します。
2. ChatGPTへ渡す文章の成形
左図のように、テキストアクションへ文章を書きます。私の使っている文章なので変更してもらって構いません。
まんなかあたりに、1で変数に入れた天気情報を出力しています。「現在の日付」は2回出てきますが、それぞれ違う形式で出力できるように設定します。
日付の形式変更はこちらを参照
3. ChatGPTへ文章を投げて、返事をもらう
1段目、ChatGPTアプリを開きます。2段目、ホーム画面へ移動しています(ChatGPTアプリの画面がそのまま開きっぱなしで構わない場合は不要です)。3段目、2で作った文章をChatGPTへ投げます。4段目、ChatGPTから返ってきた文章を、新たに「テキスト」アクションへ入れます。
3段目の設定は、開くとこんな感じにしています。いろいろいじってみたのですが「Start new chat」をオフにしても新しいチャットで出来ちゃうんだよな。とりあえずこの設定で、新しいチャットを作って文章を投げてくれます。
ちなみに、4段目の次に「クイックルック」を入れて実行すると、ChatGPTからの返答を確認できます。ここで動作確認しておきましょう。ちゃんと動いたらクイックルックは消しておきます。
4. 返ってきた文章をSiriに読み上げてもらう
1段目で音量を調整します。お好みの大きさにしてください。2段目で、3で取得したテキストを、Siriに読み上げてもらいます。
愛用しています
こんな感じですが、いろいろ作った中でダントツで起動頻度が高いアプリです。天気予報から時間ごとの気圧予想を引っ張ってくれば、気圧の変化で頭痛を起こすタイプの人にも使えるかもしれませんね。
以上です! 作るのにちょっと気合が必要かもしれませんが、興味があったら試してみてください!



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