娘の入園と、「女の子コンプレックス」について思うところ
娘が遂に、保育園へ入園しました。入園式とその後の保護者会に初めて出席して、初めての登園に不安定になる娘を見て、たくさんのお母さん方を見て、わたしもおおいにドキドキしております。
女の子コンプレックス
娘が集団生活をスタートしたせいなのか分かりませんが、自分が子供の頃学校の人間関係でうまくいかなかった時期のことが夢に出てきてしまいました…。_(:3 」∠)_ なんていうかこう、娘にはあんな想いはして欲しくないなと思う反面、思春期の人間関係なのだから、どう足掻いても回避できないことなんじゃないか、などとも思ってしまいます。
ちょっと前ですがこのあたりの記事を読んで、思うことがありました。
引用させてもらうと、女の子コンプレックスとは。
満足に女の子らしくできなかったり同性とうまい距離感で接することができなかったり、あるいは女の子にボロクソにされたりした過去にいつまでもとらわれて、そんな自分に悩んでなにもできないまま悶々とする。
そのうちに女の子という存在に対して攻撃的な感情を持ち始めて、さらに女の子とうまく仲良くなれない感覚をこじらせていく。
わたしは学生時代、これを完全にこじらせました…_(:3 」∠)_
おかげというかなんというか、理系に進み、女子の少ない大学へ行き、現在務めている会社も女性比率は1割くらいで、職業はプログラマという女性としては多くない部類のことをしていると思います。
思春期にこじらせたせいか、大人になった今でも「自分は友達をつくるのが苦手だ」という意識がチラついて、新しい環境に入るのに非常に緊張してしまうんです。
せっかくブログをやっているのだから、たくさんの人と出会ってみたい! という欲求はもちろんあります。演劇をやっていたからか、人前で喋るのもそんなに苦ではないし、初対面の人に対して笑顔を作るのが苦手とか、話を広げていくのが苦手とか、そういうわけでもありません。ただ、なんとなく苦手なイメージが拭えないまま大人になってしまい、なんとか生きています。
今になって思うのは、思春期女子コミュニティの暗黙のルールが肌に合わなくて波に乗れなかったとか、態度が生意気だったとか、自分にも原因がたくさんありましたが、自分に自信が持てなかったのは、当時の自分の容姿にコンプレックスがあったのは大きかったんじゃないかなぁ、と。
容姿コンプレックス
わたしの母は、「子供なんてなんにもしない素朴なほうが可愛いわよ! 子供のうちからゴテゴテお洒落したり化粧なんてしなくていいのよ!」という考えの人でした。
子供の頃のわたしは、「なるほど、母が言うのだからそうに違いない」と思いました。母が「あんたはお洒落に全然興味ないのねぇ」と言えば、そうかわたしはお洒落には興味がないんだ、と深く納得したりもしたし、小学校高学年で化粧をし出した同学年の子のことを若干敬遠してしまうような節さえありました。そしてそのまま成長してしまい、高校を卒業するまでは、ほとんどお洒落や化粧には無縁でした。
今、自分が大人になってからこのことを考えて、母が間違ったことを言っていたとは思っていません。確かに子供は化粧なんかしなくたって十分可愛い。それにはとても同意できます。女子高生なんかすっぴんだって可愛いんだよ!
でも、大人がどう思おうが、思春期の女子のコミュニティで生活しなければならない状況では、そんなこと言ってられなかったんじゃないのか。そのことに当時自分が気づけなくて、気づいた時にはもう遅くて、周りの子はみんなとっくにお洒落を始めていて、既に可愛くなっている同級生と何もしていない自分を比べて、どうせ自分なんか、いまさらオシャレを始めたって遅い、急に化粧したら笑われる気がするという負のスパイラルに入ってしまったんじゃないのか。
だから高校デビューとか大学デビューという言葉があるんだと思います。わたしは完全に大学デビューでした。大学生になって一人暮らしをはじめて、母のいないところで初めて、自分でお洒落に取り組んでみようと思えたからです。たぶんわたしは、母の前で化粧やお洒落に手を出す勇気がなかったんです。
別に化粧を始めたところで怒られるようなことはなかったとは思うんですが、「まぁ色気づいちゃってw」とか言われるのが、非常に嫌だったんだと思います。特にこの頃のわたしは、母の意向に背きたくないという気持ちも強かったし…。
そんな経緯で大学生になって初めてファッション雑誌というものを買い、がんばって勉強して、じゃがいものような容姿だったわたしも、なんとか平均くらいには、なれた。…のだと思います。
しかし最初は非常に下手だったようです。兄に、あの時のお前の化粧はホントに下手だったとしみじみ言われたことがあります。 い っ て く れ よ ! ! !
親の言葉の影響って強い
ちなみに、母は、自分の娘が女らしくなっていくことが嫌だったわけではないらしいです。大学時代、長期休暇で帰ったときなど、あんたいっちょ前に化粧するようになってきたねぇ、娘だねぇということを母は嬉しそうに言っていたことがあります。
ただ、自分の娘を女の子らしくしようということに関しては、考えたこともない様子でした。確かに母方の祖母もあまりお洒落に興味のあるという感じではなかったので、母も同じような環境で育ったのかもしれません。まぁ時期が来たら自然と興味が出るでしょ、と思っていたそうな。
自分が親の立場になったわたしは、最近では、もしかしたら娘を女の子らしくそれとなく誘導してやるのは、母親の役目なんじゃないのか…?なんて思うようになってきました。
もちろん本人にも好みはあるだろうし、女の子なんだから可愛い格好をしなさい!と強制してはいけないと思うけども、親の何気ない言葉に影響を受けてしまったわたしは、少なくとも、一般的に悪くないものを個人的な好みで否定するような発言には気をつけなきゃいけないな、と思います。
自分に自信が持てるかどうかって、化粧や服装込みのビジュアル面も非常に大きいと思うんですよね。
大人になってみると、自分の体型に似合う服とか、自分の顔のパーツに合う化粧方法とか、研究すればどうにかなるということが分かってきますが、それを思春期のうちに会得出来るかどうかって、かなり大きいんじゃないかと。
もちろんわたしが当時その面をクリアしていたとしても、思春期女子コミュニティを問題なく乗り越えてこれたとは決して思えないのですが、自分への自信のほどは全然違ったのではないだろうか、と今更ながら、ぼんやり思うのです。
現在3歳、プリキュアが大好きで、リボンとかフリルとかが大好きで、ワンピースなんかを着て喜んで、「可愛いね!すっごく可愛いね!」と褒めてやると満面の笑みをする娘が、これから保育園に通って、学校へ行くようになって、おそらくは女の子のグループというもので悩むこともあるだろうけども、それをどうにか頑張って乗り越えられるように、自分に自信を持てるように、サポートをしてやっていけたらなぁ、と思うのです。
とはいえ、持たせすぎもよろしくないよなー。過剰な自信は、加害者に回ってしまう気がする。それはもっといけない…!なんてことを、悶々と考えてしまう春です。
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