ナレーション録りの歯擦音を軽減したくてPremiereProのDeEsserを試した

動画を作るようになって数年経つのですが、音、めっちゃ難しい……。同じ場所で同じ機材をセッティングしているのに、時間帯なのか自分の声のコンディションなのか、毎回録れる音が違う気がするんです。ほんと難しい。なにがいいのか全然わかんない。
な~んかシャンシャンしてるの気になるな??
前提として、以下のような方法で音を補正していました。
ハ行などの破裂音による「ボフッ」っとした音を対策せねばならないという知識はあったので、ポップガードは付けてて、そのあたりは大丈夫かなと思ってたんですが。なんかこう、シャンシャンというか、キンキンというか、高音の一部が鳴りすぎてるみたいな感覚があって、どうにかならんのかなこれ、と思っていたんですよね。
調べてみたら、歯擦音(しさつおん)というものらしいなと。サ行で気になるやつ。それを軽減してくれるプラグインのことを、DeEsserと呼ぶらしいですね。いいものがあるんじゃん! 使ってみよう!!
個人的 DeEsser適用手順
利用ソフトはPremiereProです。
エフェクト→オーディオエフェクト→振幅と圧縮→DeEsserを音声トラックへドラッグ

エフェクトコントロールで、DeEsser→カスタムセットアップ→編集

「歯擦音のみを出力」へチェックを入れて、波形を見ます。声の質と発声方法で人によって全然違うはずなので、どこあたりにボリュームゾーンがあるのかを把握するのがよいのではないかと思います。

私は女性で声はわりと高め(かな?)で、ナレーション録りでは「はっきり聞き取れるように」と心がけているので、もしかしたら歯擦音が大きい人間なのかもしれません。
上のボリュームゾーンを参考にプリセットをいろいろ見たところ、「高音声DeSher」というのが自分の波形には合うのかな~~、という気がしました。気です。

「高音声DeSher」をベースにして自分の歯擦音のボリュームゾーンをどの程度落とせば聞きやすいのか検証した結果、このあたりかな…、という数値がコレです。あんまりかけすぎると音がこもったような感じになってしまうので、落としどころを探るのが難しい。

なお、左上の電源マークまたは、エフェクトコントロールにある「バイパス」は、オンにするとエフェクトを一時的に無効にする機能です。どの程度変化したか比べるのに便利! 使っている人には当たり前の用語なのかもしれませんが、私は「なんだろうこれ…??」と思って調べたので、書き残しておきます。
正解はいまだわかりませんが、音が丸くなったというか、シャンシャンしてるところがちょっとマシになったかな!という気持ちです。でも、根本的に歯擦音を減らす喋り方を訓練したほうが良いんだろうな。
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