Excelで折れ線グラフが0から始まるパレート図の作り方

Excelで折れ線グラフが0から始まるパレート図の作り方

パレート図って、Excelで作るとなると慣れてない方にはちょっと難易度が高いかなーと。わたしの会社でも、Office2013以降になったら作り方が分からなくなってしまったという方が出たので、作り方をまとめてみました。


動画版もあります

動画でも解説してます。テキストよりそっちのほうが好きという方はこちらからどうぞ!

パレート図とは?

「パレート図」とは、データを項目別に分類して、大きさの順に並べた図です。重要な項目を抽出することができます。
  • どの項目に問題があるか把握することができます。
  • 重点的に取り組む問題を引き出すことができます。
  • その影響がどの程度か把握することができます。

出典:パレート図~品質管理の知識

品質管理に用いられる手法ですね。項目毎の全体に対する影響度が分かりやすい図です。

棒グラフと折れ線グラフの混合で出来ていて、折れ線の始点が原点(0,0)とか、2点目をひとつめの棒グラフの右肩に合わせるなど、ちょっと難しいんですよね。

参考

こちらのサイトでとっても詳しく説明されています!データ分析に特化してて他の記事もすっごいためになる…!すごいです(*´∀`*)

この記事ではデータが既にあるとして、グラフの作り方を要約してまとめてみますね。

作ってみる(Excel2013以降)

まずはこのようなデータがあるとします。この例では、C列が棒グラフ、D列が折れ線グラフになるデータです。

このとき、折れ線グラフになる要素は0%から100%で終わるパーセンテージ表示にしておきます。ゼロから始まらなくてはならないので、棒グラフの要素よりひとつ多くゼロの値を作っておきます。

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では、このグラフにしたいデータを選択して、

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[挿入] → [おすすめグラフ]を選択します。

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そうすると、棒グラフと折れ線グラフの混合のおすすめをもう出してくれるので(かしこいですね!)、OKを押します。

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グラフが作成されるので、正方形っぽくなるように横幅を調節しておきます。(必須ではありませんが、そのほうがパレート図っぽいかなと。)

そして、棒グラフ部分をダブルクリック。

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右側にこういうのが出てくるので、グラフのマークを選択して、[要素の間隔]を0%にします。

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棒グラフが太くなって、隣との間隔がなくなりました。

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では今度は、[デザイン] → [グラフ要素を追加] → [軸] → [第2横軸]をクリックします。

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今まで下に表示されていた項目名に加えて、上にも表示されました。第2軸は折れ線グラフなので、この横軸は折れ線グラフに対応したものになります。(下の横軸は、棒グラフに対応しています)

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棒グラフを右クリック → [データの選択]をクリックし、

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「件数」と書かれた項目を選択します。この「件数」という文字は、最初にデータを作ったときセルに書いた項目名になるので同じ名前でなくても構いません。「棒グラフの項目名」を選択してください。

その状態で、凡例項目の[編集]をクリックします。

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この時点では棒グラフに項目のない行が含まれているので(例:3行目)、ひとつ下の行へ書き換えます。(例:3 → 4へ)

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また棒グラフの項目名を選択して、今度は横軸ラベルの[編集]をクリック。

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さっきと同じように、ラベルもひとつ下の行へ書き換え。(例:3 → 4へ)

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棒グラフの先頭にあった不要な項目がなくなりました!

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今度は、折れ線グラフを原点に合わせます。第2横軸をダブルクリックすると、

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右側に書式設定が出てくるので、グラフのマークを選択して、[軸のオプション]の[軸位置]を[目盛]にします。

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じゃーん!折れ線グラフが原点からになりました!折れ線グラフの要素数が棒グラフの要素数の+1になっているので、折れ線のポイントの位置がちょうど棒グラフの境目にきます。

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ここまで来たらあと一歩。同じ[軸の書式設定]の中の、[目盛の種類]と[ラベルの位置]を「なし」にします。

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これで、第2横軸のラベルが非表示になってスッキリしました。

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仕上げに、第2縦軸(右側)の最大値を1(100%)にしたり、第1縦軸(左側)の最大値を調節して一つ目の棒グラフの右肩が折れ線の2点目と重なるようにすると、よりパレート図っぽくなります。

デフォルトでは折れ線のマーカー(ポイント)がないので、出してやると見やすいかも。

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以上です!良かったら参考にしてみてくださいー!

公開日:2014/02/17

書籍を執筆しています。

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