2012
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“見たことないけど興味はある”あなたへ!劇団四季「キャッツ」の楽しみ方

キャッツ」ってご存知ですか? ド派手なメイクと全身タイツのアレ、見かけたことはあるんじゃないでしょうか。高校大学と演劇部員だった私が、見たことないけどどんななの? という人に魅力が伝わればいいなと思って書いてみます!


ミュージカルは総合芸術

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いかにも通ぶってるみたいな書き出しでアレですが、私も観る前はミュージカルに偏見がありました。セリフをメロディに乗せちゃうのって、どうなの…? 聞き取れるの? 感情は入るの?? などなど。しかし、当時の自分、又は観たことなくて偏見を持っている方に贈りたい言葉。観てから判断しよう! です。

観てから、自分の好みに合わなければ仕方ないと思いますが、観ないで「どうなのそれww」とか言ってたらもったいないです!

演技、音楽、歌、ダンス、照明、大道具、小道具、舞台装置、全てのものが一体になって表現されるモノを“生”で観る臨場感。これは文字では到底伝えられません。魂を揺さぶられる感覚、是非味わって頂きたいです。

キャッツは数年ごとに、いろんな場所へ“キャッツシアター”という劇場ごとお引越ししているというのも特徴です。劇場内の壁や天井に、大道具や小道具が張り巡らされていて、それが全て、大きいサイズなんです。つまり、劇場に入った途端、自分が猫のサイズになったかのように作られています。入っただけでワクワクです。

事前知識があったほうが楽しめる

お話によってはネタバレ厳禁なものもあると思いますが、キャッツにおいては、先に知識を入れておいたほうが良いと思うのです。というのも、ちょっとクセがあるというか、舞台を観るのに慣れていない方が“お芝居”を観に行く感覚で行ってしまうと、「なんかよくわかんなかった」ということになりかねないような気がするので。。

ストーリー性は、あまりない

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簡単なあらすじはあります。夜、空き地に猫たちが集まって、“ジェリクルキャッツ”と呼ばれる「特別な猫」を選出する年に1度のお祭りをします。様々な猫が、「ジェリクルキャッツはこの俺だぜ!ヒャッハー!ヽ(゚∀゚)ノ」という具合に自己アピールをします。長老が皆のなかからジェリクルキャッツを選出し、天上(選ばれた者しか行けない世界)へ連れてゆきます。さあ、選ばれるのは一体誰だ!? と、いうイメージです。

始まっていきなり、ジェリクルジェリクル言い出すので、そこだけは理解していったほうが良いかと思われます。歌詞の中のジェリクル登場回数ハンパないです。

また、キャッツはロンドン生まれなので、キャラの名前がちょっと長く複雑で、覚えにくいです。別に覚えなくても支障はありませんが、そういうものだという知識はあっても良いかもしれません。

じゃあ、何を楽しむの?

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先ほど書いた、「様々な猫たちが自己アピール」という部分がこそが楽しむポイントです。横着なおばさん、一匹狼、お金持ち、娼婦、年老いた元スター、どろぼう、etc…、様々な立場・性格の猫が「自分はこういう奴だ!」と、魂を訴えます。そのスタイルが、ロックンロールあり、クラシックバレエあり、タップダンス、アクロバット、マジック、多岐にわたるジャンルで繰り広げられるんです。

つまりキャッツは、いろんなジャンルの舞台が一度に楽しめる超お得なミュージカルと考えて頂いても間違いないと思います。

猫のお話だけど、猫関係ない

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登場人物は猫ですが、“あなたや、身の回りの人に似ていませんか?”(実際にこういう歌詞が出てきます)という訴えがあります。彼らの生き様を通して自分の人生を考えさせられる、そんな舞台です。

本当に、ひとりひとり生き方が違うんです。違うんですが、全ての猫が自分に確固たる自信を持っていて、「どうだ最高だろ?」と言わんばかり。普段試行錯誤しながら生きている私は、その潔さにいつも胸を打たれるんです。エネルギーの塊をぶち込まれて、もうちょっと自分に自信、持っていいんじゃないかな、そんな気分になれるんです。

オススメの席

せっかく観るなら、S席で!

ちょっと高くなりますが、どうせ観に行くんです、交通費とか他にもいろいろかかるんです、そこは思い切ってS席で観ましょう!すごく良いシーンで、端がよく見えなくて集中できないとか、もったいないですからね。

“通路側”を狙う!

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キャッツは客席まで、まるごとひとつの舞台です。通路を猫(役者さん)たちが駆け回り、間近で見ることができる上、カーテンコール(舞台終了時)で通路側のお客さんには握手して回ってくれます! もちろん2F席でも!

ネットでチケットを買う際にも席指定できますので、空いているようなら是非とも“通路側”をとってみてください!

“芸術性”なら2F席、“臨場感”なら1F席

これは完全に私の主観なので、参考までにどうぞ。キャッツはひとつひとつのシーンの完成度が非常に高い舞台です。全てのセットや役者さんの立ち位置ががっつり計算されている(と感じます)ので、2F席から観たほうが舞台全体を見渡せて、“美しさ”をより感じられる気がします。

逆に、1F席は役者さんの表情や動きが近くで見れますので、力強さだとか、エネルギーをより感じられるのではないでしょうか。

一度観て、気に入ったなら

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もし、「すっごく良かった!また観たい!!」って気持ちになったら、次回観る前にCDを聴くことをオススメします。劇場でも売ってますし、たぶんTSUTAYAとかでレンタルも出来るんじゃないかなー。歌詞カードを眺めながら聴いてみると、面白いことに気づけます。

猫たちは、自分以外の人がメインのときに、モブとして登場するのですが、その時もきちんとキャラを持っています。「ここのパートはこの子だったのか!」とか、「こいつ一匹狼気取ってるのにあいつのこと大好きなんじゃんwww」とか、彼らの個性が更に見えてきて、楽しいですw キャラ萌えってこういうことか!

そして、役の個性があれば、役者さんの個性もありますので、前回観たときはこのキャラこんな感じだったけど、今回はまた感じがちがうなー!(*゚∀゚)=3ムッハー と、楽しみは尽きませんww

キャッツ好きが増えたら嬉しいな

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実はこの記事、前から書こう書こうと思ってちょっとずつ進めて推敲してたら書き上げるまで1ヶ月もかかってしまいましたw

今までに舞台見たことないけど見てみたいという友人を、何人もキャッツ布教ツアーに連れていったことがありますが、みんな想像以上に喜んでくれました。ミュージカルとか舞台って、行ったことない人は、なかなか敷居が高いというか、行きにくいものですよね。そういう想いの人の背中をちょっとでも押すことが出来ればと思います。

と、ここまでキャッツ押しで書いてしまいましたが、私の夫はライオンキングのほうが気に入ったようでした。個人的な観測範囲では、男性はライオンキング、女性はキャッツのほうが好き、という方が多い気がしますね…。キャッツは結構キャラ要素が強いので、好む方は女性が多いのかもしれません。

演目それぞれ違った魅力がありますので、どれかひとつだけ観て判断してしまうのももったいないですから、是非、興味をもったらいろんなものを観てみてくださいね!

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公開日:2012/08/10


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