初めてだけどAccessにガッツリ取り組みたい人向けの本

初めてだけどAccessにガッツリ取り組みたい人向けの本

3冊めの本の書かせていただきました!

前回の本の「スピードマスター」シリーズでAccessの「しくみ」について解説させていただいたのですが、今回はもっと詳細で具体的な内容です。

サンプルを一緒に操作しながら、「テーブル」「クエリ」などと言ったデータベースの部品について解説し、最終的には1つの「データベースアプリケーション」を作成できる構成になっています。操作するサンプルアプリケーションも、付属のCD-ROMに収録されております!

しかも今回はなんと、文中に私が書いたイラストを表紙に使っていただけました…! うれしい…(´;ω;`)

情報

  • 発売日: 2017/4/20
  • ページ数: 304ページ
  • 定価: 本体2480円+税
  • 出版: 技術評論社

概要

ちょこっと中身を覗きながら、どんな内容なのかご紹介します。

CHAPTER1 Accessの基本 データベースを作成する前に

まずはイントロダクション。「データベース」とは何か? というところから、Access と Excel の違いや、Access がどんなソフトウェアかというお話です。

Access を使って、これから作っていく「オブジェクト」という概念や操作方法など、全体的なお話をここでしています。

CHAPTER2 テーブル 設計・作成・格納

データベースの一番大事な部分、データを格納する「テーブル」についての章です。テーブルの特徴や使い方を解説したのち、実際にテーブルの設計 & 作成を行います。

サンプルデータを格納した Excel ファイル(CD-ROM収録)を、テーブルに格納できる形に修正し、Access で作成したテーブルにデータをインポートする、という手順を一緒に体験できます。

CHAPTER3 クエリ データの検索・抽出・再計算

CHAPTER2 で作成したテーブルのデータを使って、好きなデータを抽出したり、計算したりする「クエリ」を解説しています。

条件の書き方、組み合わせ方、条件の値をウィンドウで入力要求する方法(パラメータ)など、本書と一緒に実際にサンプルを動かしながら結果を見てみるのがおすすめです。

CHAPTER4 リレーションシップ 複数テーブルでの運用

管理したい情報が増えてくると、単一テーブルでは効率が悪くなってしまいがちです。この章では、情報の多い単一テーブルを3つに分割し、テーブル同士を関連付ける「リレーションシップ」について学びます。複数テーブルで管理できるようになると、データベースの利便性が格段に上がります。

更に、クエリを使って分割されたテーブルから好きな情報を組み合わせて抽出する方法も解説しています。

CHAPTER5 レポート 帳票出力と印刷

「テーブル」「クエリ」を使うと、たくさんのデータを効率よく管理・閲覧することができますが、そのデータ郡を利用して帳票出力をする「レポート」に関する章です。

基本的な使い方を解説したのち、CHAPTER4 で作成した3つのテーブルのデータを利用して、顧客や期間を絞り込んで抽出できる「売上明細書」レポートを作成しています。

CHAPTER6 フォーム オリジナルの操作画面の利用

データの入力や出力などの操作を、より便利に行えるようにする「フォーム」に関する章です。加えて、一連の作業を登録して自動で実行できる「マクロ」という機能を組み合わせると、運用面で非常に使いやすくなります。

CHAPTER5 まで作ってきたアプリケーションに、フォームとマクロを追加して、運用面でも使いやすくなるように工夫していきます。

レビュー記事を書いていただきました! ありがとうございますヽ(*´∀`)ノ

 

WordやExcel、PowerPointなどと同じ感覚でAccessにチャレンジしてみたものの、「なんだこりゃ全然わからない」と思った方はきっと少なくありません。そんな方に「Accessってこういうソフトなんだ!」「こんなことができるんだ!」ということを体験していただくことができたらな、という気持ちで執筆させていただきました。

一般的にデータベース管理というものは、その環境を整えるのに時間も費用もかかるものですが、Accessは低コストで手軽に導入できるうえ機能性も高く、中小規模のデータ管理に非常におすすめです。

データ管理は今や必要不可欠なものですが、どうしても煩雑になりがちです。その仕事を効率化するためのひとつの可能性として、本書がお役に立つことができたら幸いです。