2012
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初心者でも、“デキる奴”と思わせるプレゼンテーションの基本とコツ

私が初めて人前で“プレゼンテーション”をしたのは大学生の時、クラス全員が一人ずつ、課題について発表するというものでした。何度か場数を踏み、就職して仕事をするようになって、自分なりに編み出してきたプレゼンに対するノウハウをまとめてみようかと思います。


目次

  1. プレゼンはただの発表ツールではない
  2. 構想を練る
  3. 資料のデザイン
  4. 分かりやすい資料づくりのために
  5. ビジュアルで文章をサポート
  6. 発表前に
  7. いざ、発表!
  8. 発表後

1.プレゼンはただの発表ツールではない

人間を魅力的に見せる

私はどうやら、プレゼンテーションというものが好きなようです。

今まで、どのようにしたら分かりやすく、スマートな発表が出来るのかを考え、人の良いところを盗んだりしてきましたが、思うに、プレゼンが上手な人というのは賢くカッコ良く見えますw ホントです。

付随するものもより魅力的に見せる

就職活動中、とある会社の説明してくれた方(人事さんだったのかな)のプレゼンが超絶上手で、会社自体のイメージが急上昇してしまったことがありました。もちろん、そんな有能な方を抱えているその会社は良いところなんでしょうが、今思えば、「その人=その会社」ではないですよね。それなのに、そう錯覚してしまうほど、プレゼンには力があるものなんじゃないかな、って思ったんです。

プレゼンが上手いということは、その場の成功だけじゃなく、次の仕事や繋がりを舞い込ませてくれるものなのかもしれません。

2.構想を練る

“序破急”の3部構成

起承転結が良いものかと思っていましたが、マーケティング・コンサルタントの藤村正宏さんが3部構成を提案しており、目からウロコだったので引用させて頂きます。

「序破急」

『序』 静かにゆったりと始まり
『破』 突然ドラマチックに主要部が展開し
『急』 急速に完結する

3部構成

「導入部」で、どういうふうに惹きつけるか?
「展開部」で、内容をどういうふうに説明するか?
「結論部」で、聞いている人にどういう行動を期待するか?

実際、こういう構成にしなければ
間延びして、聞いてもらえないんですよね。

無敵のビジネス・プレゼンテーション力~第4回 『プレゼンテーション~導入部』より引用させて頂きました。素晴らしいですね!

  • 導入部
  • 展開部
  • 結論部

というわけで、このような構成がオススメです!

斬新なプレゼンで有名なスティーブ・ジョブズは、結論の後、今後の活動方針や構想案などの「オマケ」を加えて、聞き手に「この話を聞きに来てトクした」と思わる工夫をしていたそうですよ。
via:スティーブ・ジョブスに学ぶ、聴衆を魅了するプレゼンの7つのコツ

3.資料のデザイン

シンプルに

デザインテンプレートはシンプルに

凝ったデザインのテンプレートを使っても、プレゼンの内容は濃くなりません。シンプルすぎるとなんだか格好がつかないという場合は、表紙とか、各ページのワンポイントとか、ギュっと集中したところだけにしておきましょう。

テンプレートで凝ってしまうと、画像やグラフを挿入したときに見た目がうるさくなったり、目立たせたい部分が目立たなくなってしまうこともあります。

濃い背景+白文字は避ける

濃い背景+白文字は避ける

PowerPointなどでプレゼンする際はテンプレートが既に用意されていて、その中に濃い背景のものがいくつかありますが…。正直言って見易いとは言い難いと思います。よっぽどの理由がない限り、白背景+黒文字が妥当です。

追記:暗い会場(照明全部落ちてて、光源がプロジェクタのみとか)では濃背景+白文字のほうが見易いらしいです! 知らなかった! すみません!

余白は多めに

余白は多めに

文字をぎちぎちに詰め込むと読み難い上、何が重要なのか分かり難くなります。プロジェクト進行に必要なものと、プレゼンに必要なものは違いますので、思い切ってざっくり削りましょう。

ベンチ入りしてしまったネタも、ストックしておきましょう。時間に余裕がありそうなら「補足としてですが…」という使い方もできますし、プレゼン後の質疑応答で役に立つかもしれません。

フォントはゴシックで大きめに

フォントはゴシックで

PC上やプロジェクタを通した画面ではゴシックが一番見易いと思われます。また、作成は自分のPCでも実際プレゼンするときは違うPCなんてことも十分有り得るので、どのPCにもインストールされているフォントを使うのが妥当です(Winの場合はMSゴシック系)。どうしても特殊フォントを使いたい場合は画像にしてデザインとして使いましょう。

明朝体は、プレゼンには不向きですが、線が細く、文章量の多いものを紙に印刷したときに非常に読みやすいフォントです。それぞれ特性がありますので、場面によって使い分けましょう。

4.分かりやすい資料づくりのために

目次をつける

1ページに収まるように作りましょう。あんまり項目が多くなりそうなら小項目(1-1とか、1.1.2とか)は省いても構いません。そして、この目次は見せるだけで読み上げないのがポイント。

「今日の発表の概要は○○で、このような順序で喋らせて頂きます、宜しくお願いします。」程度のつなぎにしておきましょう。聞き手も、ざっと目を通して概要だけでも頭に入っていると、理解度が深まります。

リスト形式にする

リスト形式にする

できる限りこの形式で書くと、聞き手が視覚的にも理解しやすくなります。また、段落・区切りみたいなものが明確になりやすいので、進行がしやすくなると思います。

“文章”を書かない

“文章”を書かない

できるだけ1行で収まるような、短い体言止めで書いて、それを「キーワード」として盛り込んだ文章を口頭で説明します。文章を書いて、ただそれを読み上げるだけだと、高確率で寝られます。だって後で読めばいいし、退屈なんだもん。

体現止めとは、文章を名詞で終わらせる表現技法のことです。歯切れが良く、引き締まった印象を与えるとされています。

句読点は基本的に不要

ちょっと長いから読点(、)が必要かなって思ったら、それはひとつのカタマリに2個以上の要素が入っているかもしれません。問題なければ、二つに分けてしまいましょう。句点(。)はプレゼンでは不要だと私は思っています。

5.ビジュアルで文章をサポート

イメージ画像を使う

写真やイラストなど、やはり文章に関連したイメージ画像が入っていると、頭に入ってきやすいですよね。

グラフは注目部分をつくる

グラフは注目部分をつくる

せっかくグラフを挿入するなら、何を見て欲しいのかが一目でわかるようなものにしておきましょう。

白黒印刷しても分かるような色合いにしておくと、資料を印刷して配布したりするときに便利です。

派手なアニメーションを多用しない

アニメーションを多用しない

大きな動きのアニメーションは目を引きますが、やりすぎると何を伝えたいのかがボケてしまいます。重要な部分を目立たせるためには、その周りのものを徹底して“目立たせないように”しないと引き立ちません。

最重要な伝えたい部分は色や画像などを併用してより目立つように、ポイントとなる部分は視線を誘導するためのさりげないアニメーション、それ以外はできるだけシンプルに留めるなど、「メリハリ」が大事です。

6.発表前に

必ず、練習する!

プレゼンが上手な人ほど、実は、入念な下準備と練習をしているものです。

私は学生時代演劇部でしたが、その感覚に似ています。ストーリーを立てて、スライドをめくるタイミングや仕草まで、台本のように決めて覚えてしまうんです。発表している時の自分は、ひとりの“役者”さんです。

準備と練習を重ねると、それは紛れもない自信となり、発表時の堂々とした雰囲気も作り出します。

あがり症なら、原稿を用意しておく

原稿を用意しておく

緊張して頭が真っ白になるくらいなら、ガチガチに書いた“読み上げる用”原稿(前述した、台本)を手に持ってしまうのもアリだと思います。いかにも“読み上げられている”感じだったとしても、資料に書いてあることと、耳から聞いていることが違っていれば、「つまらないプレゼンだな」という気持ちは起こりにくいです。

ただ、やはり退屈に聞こえてしまう感じは否めないので、段落やページの切り替わりなどには意識して“間”をとるように心がけましょう。場数を踏めば、資料に書いてある文字だけで喋れるようになるので、聞き手の顔を見たりしているうちにどのように“間”をとるべきかは自然と身についてきます。

時間を測っておく

時間を測っておく

人前に出ると緊張して早口になってしまうものです。出来るなら、同僚などに協力してもらって、聞き取りづらくなかったか、内容はどうかなど感想を聞いてみましょう。

ひとりで練習する際は、無意識に端折ったりしがちなので、ひとつひとつの単語をはっきりと発音するように心がけましょう。時間を測ることによって、内容のボリュームの確認になります。

早口が気になる人は、設定時間よりもちょっと早めに終わるくらいに内容量を調整して、「本番ではもうちょっとゆっくり喋っても大丈夫」という自信を持って臨むと良いと思います。

7.いざ、発表!

適宜、聞き手に目線を送る

相手の目を見るのが一番ですが、緊張してしまう方は“段落の終わりごとにざっと目線を送る”だけでもOKです。最初から最後まで全くこちらを見ない発表者と、ちょこちょこ目線を送ってくれる発表者では、聞き手の印象が全く違います。

読む原稿を用意する方は、ちょくちょく目を離すことを前提として作っておきましょう。聞き手の顔を見て原稿に戻ったら「次どこから読むかわからない!」っていうのが危険です。超焦ります。段落ごとに紙を分ける、どこまで読んだか色ペンでチェックするなどの工夫はやっておいても良いかもしれません。

8.発表後

発表が終わったら、そこで終わりではありません。質疑応答などはきちんとメモを取っておき、あとで何を聞かれたか再確認しましょう。事前準備ももちろん大事ですが、終わった後の復習も非常に重要です。

いかがでしたでしょうか。だいぶ主観的な部分も入っているかと思いますが、プレゼン苦手だなぁって思ってる方の参考になれたら嬉しいです。「あの人プレゼン上手くてカッコイイ!」って言われてみようぜ!

追記

デザインの基礎

こちらで紹介されているスライドが、資料づくりにとても参考になります。

この本(私も持っています)の紹介なんですが、タイトルのとおり、ノンデザイナー向けのデザインの基礎、という内容です。お洒落に装飾するという旨ではなく、人間の心理法則や脳科学に基づいた「理解しやすい、わかりやすいレイアウトとは」ということに言及されていますので、プレゼンをはじめとした、資料づくりにも最適です。

わかりやすい資料というのは、それだけで内容をワンランク上に見せてくれます。是非参考にしてみてください!

こんな書籍もおすすめです!

ドラマチックに

ストーリー展開や表情も大事ですよね…!

パワポを使った綺麗なデザイン

パワーポイントの機能だけでもこんなに素敵になりますよー!

レイアウト

ものすっごくわかりやすい解説です!

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公開日:2012/07/26
更新日:2014/02/13


2件のコメント

  • 冰翠
    2013年10月25日 3:39 PM

    今まで、文字は少なく、明瞭簡潔、色使いなど漠然とプレゼンしてきましたが、こう文章でしっかりまとめられるのは凄いと感じました。次のプレゼンの機会には参考にさせてもらいます。特に序、破、急は意識してみます!

    • *you
      2013年10月28日 4:02 PM

      姉さんたくさん読んで頂いてありがとうございます♡
      私も漠然と自分ルール的にやっていたんですが、まとめてみることで「ここはもっとこうしたほうが」みたいな部分も見えてきて、以前より明確になった気がします。
      参考にして頂けたらとっても光栄です(*゚Д゚*)

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