2013
4
04

初心者向け、Illustratorで簡単な図形やイラストを描くチュートリアル

イラストレーター(ベジェとかパスとか)って、慣れるとすっごく使いやすいんですけど、なかなか描きたいものをカタチに出来るようになるまでの敷居が高いですよね。イラレを使えるようになりたい方むけに、具体的な例を画像満載で細かく解説してみました。


目次

  1. おさらい
  2. 正三角形を描く
  3. 吹き出しを描く
  4. ハートを描く
  5. ウサギのイラストを描く

おさらい

イラレの操作が全然わからない!という方は、まずはこちらの記事からお読み頂けると良いかと思います。今回はこの続きみたいな感じで書いてみます。

基本ツールとショートカット

基本ツールとショートカット

「コレだけ覚えておけばとりあえずなんとかなる」ツールです。頻繁にツールの切り替えが必要になるので、ショートカットは是非覚えておきましょう。

正三角形を描く

ただの三角形なら、ペンツールで適当にぽちぽちぽちっと3点打って、4点目を1点目の点に重ねて打てば三角形のクローズパスの出来上がり!なんですが。正三角形ってイラレでどうやって描くんでしょう?

多角形ツール

「多角形ツール」というものを使います。

ドラッグ

好きな大きさになるようにドラッグして、

角を減らす

マウスのボタンを離さないまま、キーボードの「↓」を押すと、多角形の角の数がひとつ減ります。

角を減らす

もう一度押すと、もうひとつ減ります。ちなみに「↑」を押すと増えます。

ボタンを離す

もう一度押すと正三角形に!ここでマウスのボタンを離します。

完成

出来ました!

吹き出しを描く

楕円形ツール

「楕円形ツール」を選択します。

ドラッグ

好きな大きさになるようにドラッグ。このとき、Shiftを押しながらドラッグすると真円になります。長方形ツールだと正方形に。

手を離す

ボタンから手を離すと、線が出ます。お好みの太さに調整してください。

アンカーポイントの追加

ペンツールにして、パスの線上にポインタを重ねると、プラスのマークが出ます。ここでクリックして、アンカーポイントを追加します。

アンカーポイントの追加

このように、3つのアンカーポイントを追加します。

ポイントを選択

ダイレクト選択ツールにして、真ん中のポイントを選択します。図では[a]のショートカットを書いてありますが、ペンツールを選択しているので[Ctl]でも可能です。わたしはこちらを使うほうが多いです。(直前にダイレクト選択ツールにしておかなきゃいけないですが)

ハンドル削除

アンカーポイントの切り換えツールにして、真ん中のポイントをクリック。両側のハンドル(線をなめらかにするための方向線)が消えます。ショートカットは[Alt]でもOKです。

片側ハンドル削除

切り換えツールのまま、となりのアンカーポイントの内側ハンドルのはじっこをつかんで、ポイントへ重なるようにドラッグ。

片側ハンドル削除

片側のハンドルだけ消えました。

ポイントを選択

逆方向も同じことをしたいのですが、ハンドルが出ていません。ダイレクト選択ツールでクリックします。ショートカットはペンツールのまま[Ctr]でもOK。

ポイント選択

ダイレクト選択ツールでクリックすると、選択された周辺のハンドルが表示されます。

片側ハンドル削除

同じように切り換えツールで片側のハンドルをポイントに重ねて消します。ショートカットはペンツール+[Alt]でも。

ハンドル削除

これで、3点追加したアンカーポイントの両内側と、真ん中のハンドルがすべて消えたことになります。

ポイント選択

では、真ん中のポイントをダイレクト選択ツールでドラッグして動かしてみましょう。

ドラッグ

びよーん!

手を離す

綺麗に尖りましたよね。ハンドルを消したのはこのためです。ハンドルがついたままだと、丸みを帯びたカタチになってしまいます。もちろん、移動してからハンドルを消してもOKです。

完成

ダイレクト選択ツール(または、選択ツール)で何もないところをクリックすると、選択が解除されます。これで出来上がりです!

ちなみに

フォトショでパスを使う

Photoshopでも同じことができます。これは先日書いた記事のアイキャッチですが、フォトショのパスで吹き出しをつくって、レイヤースタイルの境界線をつけてあります。フリーハンドより簡単で綺麗に書けますね!

ハートを描く

いろんな方法があると思いますので、1例として。

楕円形ツール

楕円形ツールで、

ドラッグ

Shiftを押しながらドラッグして、真円を書きます。

ポイント選択

ダイレクト選択ツールで、一番上のアンカーポイントを囲むと、

ポイント選択

そこだけ選択されます。(よーく見ると、選択されたポイントだけ■で、他の3つは□なんです)

ポイント移動

選択されているポイントだけ、キーボードの「↓」で適当に下に動かします。

ハンドル制御

アンカーポイントの切り換えツールにして、片方のハンドルをちょっと上へドラッグ。

変形

ボタンを離すとこんなカタチに。

ポイント選択

左側も同じようにしたいのですが、ハンドルが出てないので一度アンカーポイントをダイレクト選択ツールで選択。

ポイント選択

重なっててちょっと見づらいですが、左側のハンドルも表示されました。

ハンドル制御

切り換えツールでもいいのですが、このままダイレクト選択ツールでもハンドルを動かせます。

アンカーポイントから両側に直線的にハンドルが出ている場合、切り換えツールは片側ずつ独立して扱えますが、ダイレクト選択ツールは反対方向との角度を180°に保つという特性があります。(詳しくは前回記事の「ハンドルの扱い方」をご参照ください。)一度独立したハンドルは、切り換えツールでもダイレクト選択ツールでも同じように扱えます。
変形

ちょっとハートっぽくなりましたね。

切り換えツール

一番下のアンカーポイントを、切り換えツールでクリックします。

ハンドル削除

クリックされたポイントのハンドルが消えて、鋭角になります。

変形

このままでもハートといえばハートですが、個人的な好みにより、ちょっと下のアンカーポイントをキーボードで「↓」へ。

完成

最後にダイレクト選択ツール(または、選択ツール)で何もないところをクリックして、選択を解除。出来上がり!

ウサギのイラストを描く

ウサギ

前回最後の方に紹介させて頂いたこのウサギ、描いてみましょうか。この下絵は、線をアウトライン化したり意外とめんどくさいことをしてるので、もっと簡単にトレースしてみます。

下絵を配置

レイヤー1にて[ファイル]→[配置]で、不透明度30%くらいにしてレイヤーをロック。ここまでは前回も描きましたので割愛させて頂きます。

ファイルを選択するとき、左下のほうにある[リンク]のチェックを外すと、画像埋め込みになります。トレース元の画像ごと保存したいときに。
グレーのパスを作成

塗りが白だとちょっとわかりづらいかなと思うので、レイヤー2に不透明度10%くらいの薄いグレーのパスを用意してみましょうか。これもロックしておいて、レイヤー3を新たに作って、そちらにトレースしていきます。

パスを作成

線→黒、塗り→無しのペンツールで、クローズパス(最後の点が最初の点とつながっているパス)を作ります。慣れたらハンドルを出しながらパスを作成していったほうが早いのですが、今回は初心者向けということで「パスをつくる」→「ハンドルを出して制御する」という方式で描いてみます。二段階右折(?)みたいなものです。

また、パスは新しいものが上に出来ていくので、重なっている下の部分から描いていきます。(あとから順序を入れ替えてもいいんですけどねw)

切り換えツール

[Alt]で切り換えツールにして、アンカーポイントをクリック&進行方向にドラッグ。鋭角だった部分がまるくなります。

ハンドル制御

[Ctl]でダイレクト選択ツールにして、アンカーポイントの位置を動かしたり、ハンドルを片方だけ伸ばしてみたりして下絵に重なるように調整します。

パスを作成

同じように、クローズパスを作成。

ハンドル制御

[Alt]と[Ctl]を駆使してハンドルを動かし、下絵に合わせます。

耳が完成

耳が描けました。だいたいコツは掴めてきたんじゃないでしょうか?

パスを作成

耳の中のピンクのところのクローズパスを作成。

ハンドル制御

ハンドルを制御。

パスを作成

反対も、パスを作って、

ハンドル制御

ハンドルを制御。

パスを作成

体のパスを作って、

ハンドル制御

ハンドルを以下略。あとで重なっちゃうところはべつにいいかなーというスタンスです。

パスを作成

足。アンカーポイントは少ないほうが、線がガタガタしないで綺麗に仕上がります。

ハンドル制御

[Alt]で切り換えツールにして、ハンドルをどちらか片方に合うように調節してから、もう片方のハンドルを独立させて鋭角な線をつくっています。

もう片足はコピペでいけるので、後にしますw

円を描く

顔。楕円形ツールをShiftを押しながらドラッグして真円にします。それなりの大きさになったら、[v]で選択ツールにして位置調整。大きさも変えられます。

大きさを調整する際も、Shiftを押しながらだと、縦横比固定のまま縮小拡大できます。

円を描く

丸の部分を続けてやっちゃいます。楕円形ツール+Shiftで、足の部分と、

円を描く

目の部分。

円を描く

もうひとつの目も。

オープンパスを作成

[p]でペンツールに戻って、口の部分を3点、ぽちぽちぽち。オープンパスなので、[Ctl]を押しながら何もないところを一度クリックして、パスを終了させます。

塗りを設定

[v]で選択ツールにして、塗りを白にしたいパスだけを選択します。複数選択したい場合はShiftを押しながらパスの一部をクリック。

パスを選択

スウォッチから、塗りを白にします。一気にウサギっぽくなりましたねw

塗りを設定

同じように、目だけ選択して塗りを赤に。

塗りを設定

ピンクの部分も。

パスを選択

もう片足を作ります。そのまま選択ツールで、コピーしたいパスだけ選択して

コピペ

コピペすると同じパスができます。

反転

ツールボックスからリフレクトツールを選んで、パスの近くをぐるっと回転させるようにドラッグすると、選択されたパスが反転します。Shiftを押しながらだとキリの良い数値で回転します。

移動・調整

[v]で選択ツールに戻って、移動したりちょっと回転させたりして位置を調整。

完成

何もないところをクリックして、選択を解除。完成です!

最後に

いかがでしたでしょうか?ここまで一通りできれば、だいぶベジェ曲線の概念とかも分かってくるんじゃないかなぁと…。あとは、練習あるのみですね!フォントやロゴなどをトレースするのが良い練習になると聞いたことがありますので、お気に入りのブランドなどで練習してみるのも良いかもしれません。

ご注意:トレースはとっても勉強になりますが、それをWebなどに公開すると著作権や商標の侵害になる場合もありますので、自分で練習するだけに留めておいてくださいね。

2014/6/2追記

こちらの記事がとーっても参考になります!

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公開日:2013/04/04
更新日:2014/06/02


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