2013
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今や敬語はTPOで使い分けができればOKな時代なのかなぁ

会社勤めを数年経て、新人さんとの考え方のギャップを目の当たりにするような年齢になってきました。新人さんが全員こうだということはないのですが、思い悩むくらいなら記事にしてみようと思って書きました。


私の敬語という概念

自分はきっと俗に言う体育会系なのだな、という自覚はあります。

私個人のポリシーみたいなものとして、私は初対面、先輩若しくは年上のどれかに当てはまる人には敬語を使います。その方と親しくなった場合には多少崩すこともありますが、基本的に先輩や上司に対して敬語は必要と考えて生きてきました。

年下だけど先輩という場合や、目上の人とのプライベートな場面に関しても、敬語を使う派です。(相手から敬語やめてくれと言われれば別ですが。)そこは敬語じゃなくてもいいじゃないという考え方の人も多く見てきたので、単に「そういう派」というだけの話です。

※ちなみに、「敬語」とは書きましたが、「丁寧語」程度のものだと思っていただけると有難いです。親しい仲なら「~っス」とかでも良いくらいのレベルです。

何故、敬語を使うのか

恐らくは、学生時代の部活動から来ていると思います。偏った環境だったのかもしれませんが、中高大(バイト含め)と、「先輩・年上の人に敬語を使わない」という人が身近にいなかったのでなんの疑問もなく社会人になってしまいました。

もちろん、ギッチギチな上下関係だったとか、仲があんまり良くなかったとか、そういうことではありません。遊んでいるときに先輩に「○○さんw しっかりしてくださいよwww」とみんなで馬鹿笑いできるくらいには仲が良かったと思います。敬語っていうほどのものでもない気はしますが。

会社の新人さんの敬語という概念

そんな環境を生きてきた私が社会人になり、後輩ができました。全員が全員ではありませんが、「おや?」と思うこともありました。でも、自分が硬い考えだという自覚もありましたし、指摘するのもおこがましいと思って、流していました。

プライベートで困惑した

育児休暇中、娘を予防接種に連れていった先で後輩に出会いました。部署も違うし年も離れているし、正直そんなに話したことのない子でしたが、久しぶりに会う会社の人だー、と思ってお話しました。

そしたら、始終、平語(タメ語)だったんです。

もう私は内心、びっくりしてしまって「えっ、この子、前からこうだったっけ!?いや、そんなに話したことないけど会社では敬語使ってたはずだ!きっとここはプライベートな場だからそういうものとしているんだ!」とかぐるぐる考えつつその場を乗り切りました。

仕事じゃないんだから別にいいじゃんという意見もあると思いますし、この件に関しては彼女に何か言う気もありません。ただ、驚いてしまいました。

仕事で我慢ならなかった

この記事を書くきっかけとなった、後輩(20代前半)の話です。

私の上司(30代後半/後輩君にとっては他部門の役職者)に何か相談しにきていたみたいなんですが、私は席が隣なのでやりとりが聞こえていました。それが、ほとんど平語(タメ語)なんです。耳を疑いました。これはいくらなんでもあんまりだ。敬語がどうのなんて今まで人に強制するものじゃないと思ってきたけど、これは注意しなきゃいけないんじゃないか。そう思いながら話が終わるのを待っていました。そこへ聞こえてきたひとことが、

「だってそんなの、知らないもん」

我慢ならず、注意してしまいました。20代前半平社員が、30代後半役職者へ、仕事中に投げかける言葉としてどんなチョイスだ。話の筋はわからないけど、せめて「いや、そんなの、聞いてないですよ」とは言えないのか。

ぐだぐだ言いたくなかったので、端的に叱ったつもりです。そして彼はそれから、上司への態度ではなく、私への態度を変えちゃったんです。(敬遠されてるとも感じます)

人を選んで言葉遣いを変えている

彼がどんな場面でもどんな相手にでもあんな態度ならば、もっと前に誰かが叱っているでしょうし、矯正せねばなりません。でも、ここぞというときはちゃんと出来るみたいなんです。社外の人には敬語、この人はタメ語でも大丈夫、この人は怒られそうだから敬語使おう、そういう線引きがあるんじゃないかと。

あの1件の直後、上司と話したところ、「今ああいう奴結構いるよ。言っても直らないし、他でちゃんとできるなら俺に対してはもういいかなって思っちゃって」と…。

敬語の必要性って薄れてる?

「学生時代、先輩も後輩も縦関係など存在せず、みんな気にせずに平語でやってきた。敬語なんて必要なときだけ使えれば問題ないじゃん。」

そういう時代、なんだろうか。

さっきの件も、彼にとっては「横から全然関係ない人に関係ないことで怒られた」ということなんだろうか。「この人言葉遣いにうるさいから、今度からこの人には敬語使えば文句ないだろ」くらいに思ってるんじゃないだろうか。

自分の考え方は正解ではない

この問題を考えるたび、自分の価値観に疑問を持ちます。実際、私と同世代から上の世代でも、「後輩などから敬語を使われなくても気にしない」という方が、増えていると感じます。

もはや、敬語というものは、ナンセンスなのでしょうか。確かに、英語にはビジネス用の固い言い回しというものは存在しても、敬語というものはありません。いちいち後輩の言葉遣いを気にしてたら、イライラするだけ無駄だよ、そう言われたこともあります。

心にグサリと来た記事

敬語とは上下関係を示すものではなく、相手との距離を示すものなのである。親しい関係かそうでないかを示すものである。
敬語にこだわる人は、相手を自分と対等の立場に置くことができない人だ。常にどちらかが上でどちらかが下でないと気がすまない。

うおぉ…。特に2番目はグサっと来た…!そうなの…か…。

自分の中で敬語って一体なんなのかますますわからなくなってきてしまいました…。でも、仕事には必要なものだという認識だけは変えたくありません。ただ、プライベートでは、もっとおおらかな気持ちでいないと今後自分が損をするんだと、そう思えます。

今これを読んでから、この記事の前半部分読んだら「自分どんだけ固い人間だよ」という気がしてきましたが、でも書いちゃったのでこのままにしておこうかと思います。

そうか、あの子は、私を親しい人間だと思ってくれていた、のか…(?)

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公開日:2013/01/15


4件のコメント

  • 通りすがり
    2013年2月4日 3:01 AM

    相手のリアクションや気持ちを察して会話するということは、敬語を使えようが使えまいが関係なく大切なことだと思いますし、この後輩さんは「なぜ言葉遣いについて怒られたのか」に注意を向けようとしない限り、敬語が使えるようになってもならなくても、これから先どこかで人づき合いが頭打ちになると思います。
    対等の立場って、絶対に存在する経験の差を都合よく無視するための言葉ではないような気もしますし、敬語はいい緩衝材になる場合も多いかと。
    むしろ文書で定型句になってる益々ご健勝の〜とかをなくしたい。。
    思うところあったのでコメントさせていただきました。

    • *you
      2013年2月4日 11:06 AM

      通りすがり さん、コメントありがとうございます。
      この件に関しては私も非常に頭を悩ませているのですが、

      >対等の立場って、絶対に存在する経験の差を都合よく無視するための言葉ではないような気もしますし、敬語はいい緩衝材になる場合も多いかと。

      というご意見にとても救われました。
      私としては、受け取る側のハードルは下げる努力、発する側のスタンスはそのままいければと、そう思っております。

      親密の表現以前に、相手に無礼だと思われたら元も子もありませんよね。貴重なご意見、ありがとうございました!

  • さしも草
    2016年3月2日 11:47 AM

    突然のコメント失礼します。
    私も、最近敬語とはなにかを漠然と考え始めていました。一浪していたのですが、なんとか第一志望の大学に合格し、この春から通い始めます。高校時代の後輩からもSNSを通して祝言を頂くようになったのですが、一部タメ口なのが見受けられました。高校時代は先輩だったものの合格して自分と同学年になるからいっそタメ口で、と思ったのかもしれません。もちろん、大学に入って、現役で入った一個下にはタメ口をお願いしようと思いますが、高校時代に先輩後輩の間柄が出来上がっていたはずなのにここまで急にタメ口になるのか、と驚きました。そこで、ここでの「二番目の記事」を読んで、自分もやはりグサっときました。上下関係でしか捉えられないの…か…と。なにか漠然として捉えどころのないコメントになってしまいましてすみません。ただ思うところを書いた次第です。乱文失礼致しました。

    • *you
      2016年3月3日 6:35 AM

      さしも草さん、コメントありがとうございます。

      まずは合格おめでとうございます!! 努力の結果の第一志望、素晴らしいですね! そんな中の出来事、モヤモヤする心中お察しします。。

      この記事を書いて数年経ちまして、もうその人の価値観それぞれと割り切るしかないなと思っています。「敬語にこだわる人は、相手を自分と対等の立場に置くことができない人」と考える人もいるんでしょうし、最初にコメントをくださった方からの引用ですが「双方に存在する経験の差を大切にする」と考える人もいます。年齢に関係なく後者の考え方の人もいますし、どちらが正しいとかではなく、その人がどんな価値観を持っている人なのを見極めることが大事なのかな、と思うようになりました。

      余談ですが、娘が保育園に通いだしてから感じたのですが、お母さん方は本当に年齢の幅が広いです。1人目の子もいれば末っ子の子もいますもんね。年齢も、恐らく経験の差も明らかに幅が広いのに平語(タメ語)の方が多いです。ここはそういう空気のコミュニティなのか! 長い物には巻かれなければならんかもしれない! と思って私もちょこちょこ平語を混ぜる努力をしていますが、硬い人だと思われてるんじゃないかなーとか思っていますw

      年齢が上がるごとに人の価値観は本当にそれぞれだなーと思いますが、「双方に存在する経験の差を大切にする」価値観を持っている人とは仲良くなれる可能性が高いな、というひとつの指針としてやっていければいいんじゃないかと思います!

      努力が実っての合格、新生活、本当におめでとうございます(*´∀`*)

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